SSE

Technical Information/GR-CITRUS

  

GR-CITRUS + WA-MIKANによる Server Sent Events 通信

GR-CITRUS + WA-MIKAN で構成したWiFi httpサーバを用いて、接続した携帯端末のwebブラウザにCITRUSで測定したアナログ値をリアルタイムにグラフ表示します。

  

構成

• GR-CITRUS ファームウェア v2.42
• WA-MIKAN
• ＮＪＬ５５０１Ｒ搭載　パルスオキシメータ用・反射型センサ　ＤＩＰ化モジュールキット
• AE-NJL5501Rの使用例の回路(組立済)
• ブレッドボードおよびジャンパーケーブル
• 10kΩ抵抗X2 (センサの出力電圧を1/2に分圧します)

  

動作説明

• GR-CITRUS (v2.36以降) + WA-MIKAN にてWiFi APを構築し、クライアントのwebブラウザからのアクセスに応じて17ピンのアナログ値のデータをリアルタイムにクライアントのブラウザにグラフを表示させます。(但しバッファ分の遅延あり) プロトコルは SSE を用います。クライアントはAndroid携帯端末、ブラウザはChromeにて動作確認済みです。クライアント側ブラウザでは下記JavaScriptを使用してグラフ表示を行います。

  http://smoothiecharts.org/

  　なお、

  ・上記のソースはhttpsアクセスしなければ取得できない

  ・インターネットに接続しなくても通信出来るようにしたい

  　これらの理由から、一旦ダウンロードしたJavaScriptソースを組み込んだhtmlファイルをbodyとしてSDカードに保存し使用します。（SDカードからの転送スピードが遅いので、ファイルサイズを圧縮するためにJavaScriptのコメントを抹消しています）

  

使用方法

• WA-MIKANに予めBODYFILE.HTMをコピーしておいたSDカードを挿入
• GR-CITRUS と上記WA-MIKANを接続する
• 本プログラムをGR-CITRUSに書き込み、実行する
• 本システムによりWiFiサーバーが構成されるのでクライアントのAndroid端末よりWiFi接続する

  SSID : CITRUS      PASSWORD : CITRUSAP

• WiFi接続されたことを確認した後、Chromeブラウザから 192.168.4.1 へアクセスする
• 本WiFiサーバからWebページが送信されるまで待つ

  ※ SDカードアクセスに時間がかかるため、数秒かかる

• Webページが表示されるので、グラフが表示されるまで待つ

  ※ 準備やバッファ時間等もあり、数秒かかる

• 自動的にグラフが表示され、GR-CITRUSのアナログデータが0.5秒程度遅延してリアルタイム表示される
• 50ms毎に500データが表示されるとデータ送信が終了するので、ブラウザのタブを閉じる
• 再度表示させたい場合はもう一度192.168.4.1へアクセスする

  

ソフトウェア

• GR-CITRUS用ソースコード
    main.rb
• WA-MIKANのSDカードに収めるHTMLファイル
    BODYFILE.HTM

• 動作映像
    YouTube