Technical Information/etc.
ES920LR用ブレイクアウト基板の改良
2021/10/9
【お知らせ】
ES920LRの起動不良(無反応)関する調査を行いました。下記リンクをご参照ください。
ES920LRはLoRa変調を採用した920MHz帯長距離無線モジュールで、ファームウェアの書き換えでLoRa変調独自通信と、LoRaWANエンドノードを切り替えることができます。以前作成したES920LR用ブレイクアウト基板B0037の在庫がなくなってきたので改良基板 B0037A を作成しました。
回路図
外形寸法図
部品構成
機能
- USBシリアル変換器を外付けしてPCから無線通信をコマンド制御
- 外部マイコンのUARTと接続して無線通信をコマンド制御
- USBシリアル変換器を外付けしPCから無線モジュールのファームウェアを書き換え
- ミニユニバーサルランドを利用し後付け回路を実装
- ミニユニバーサルランドを利用し外部接続用のピン配置を入れ替え
組立方法
- ES920LRとブレイクアウト基板B0037Aを下図のように仮止め配置し、ES920LRの背面パッドとブレイクアウト基板の端面スルーホールの側面をはんだ付けします。
- その他の部品をはんだ付けします。
補足説明
- ES920LRの背面パッドを目視で位置決めできるので、はんだ付けが簡単にできます。
- リフローせずにはんだコテで組み立てられるので、手軽にES920LRを使い始めることができます。
- STM32L010F4用ブレイクアウト基板 と組み合わせると、ホストマイコン+無線モジュールを極小フットプリントで構成できます。(図はB0037基板に取り付けた例ですが本基板でも構成可能です)
- B0037 から、次の点を変更してあります
- R5,R6のダンピング&保護用抵抗をオプション扱いとしました。必要な方はパッド間のパターンをカットして抵抗を実装してください。
- GNDピンを1つ追加しました。
- その他、配線の引き回しを数カ所改良しました。