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ES920LR用ブレイクアウト基板の改良

2021/10/9

【お知らせ】 2021/10/9
ES920LRの起動不良(無反応)関する調査を行いました。下記リンクをご参照ください。


ES920LRはLoRa変調を採用した920MHz帯長距離無線モジュールで、ファームウェアの書き換えでLoRa変調独自通信と、LoRaWANエンドノードを切り替えることができます。以前作成したES920LR用ブレイクアウト基板B0037の在庫がなくなってきたので改良基板 B0037A を作成しました。

P1090581.JPG

 
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回路図

B0037A_SCH.PNG
 
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外形寸法図

B0037A_SIZE.PNG
  • プリント基板板厚 1.0mm、材質 FR-4
 
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部品構成

  • 自作基板

    ReferenceValuePART
    C1,C2,C3積層セラミックコンデンサ0.1uF 50V 1608サイズC1608JB1H104K (同等品可)
    D1オレンジ色チップLED 1608サイズOSOR1608C1A (同等品可)
    D2緑色チップLED 1608サイズOSTG1608C1A (同等品可)
    J3ピンソケット 2.54mmピッチFHU-1x42SG (同等品可)
    J5ピンヘッダー 2.54mmピッチPH-1x40SG (同等品可)
    R1,R2,R3,R410KΩ チップ抵抗 1608サイズRC0603J10K (同等品可)
    R7,R81KΩ チップ抵抗 1608サイズRC0603J1K (同等品可)
    S1表面実装用タクトスイッチSKRPACE010
    U1ES920LRA1ES920LRA1
    EP1自作基板 B0037AB0037A
    ● ダンピング&保護用抵抗が必要な場合にパッド間のパターンをカットして実装
    R5,R6100Ω チップ抵抗 1608サイズRC0603J100R (同等品可)


WSB001171.jpg WSB001172.jpg

 
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機能

  • USBシリアル変換器を外付けしてPCから無線通信をコマンド制御
  • 外部マイコンのUARTと接続して無線通信をコマンド制御
  • USBシリアル変換器を外付けしPCから無線モジュールのファームウェアを書き換え
  • ミニユニバーサルランドを利用し後付け回路を実装
  • ミニユニバーサルランドを利用し外部接続用のピン配置を入れ替え
 
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組立方法

  1. ES920LRとブレイクアウト基板B0037Aを下図のように仮止め配置し、ES920LRの背面パッドとブレイクアウト基板の端面スルーホールの側面をはんだ付けします。

    WSB001173.jpg WSB001174.jpg

  2. その他の部品をはんだ付けします。
 
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補足説明

  • ES920LRの背面パッドを目視で位置決めできるので、はんだ付けが簡単にできます。
  • リフローせずにはんだコテで組み立てられるので、手軽にES920LRを使い始めることができます。
  • STM32L010F4用ブレイクアウト基板 と組み合わせると、ホストマイコン+無線モジュールを極小フットプリントで構成できます。(図はB0037基板に取り付けた例ですが本基板でも構成可能です)

    WSB001084.PNG WSB001085.PNG

  • B0037 から、次の点を変更してあります
    • R5,R6のダンピング&保護用抵抗をオプション扱いとしました。必要な方はパッド間のパターンをカットして抵抗を実装してください。
    • GNDピンを1つ追加しました。
    • その他、配線の引き回しを数カ所改良しました。


B0037A_03.JPG






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