Technical Information/etc.
UNISONet無線モジュール用ブレイクアウト基板の作成
2021/6/5
SUM9Xは920MHz帯のUNISONet Leap/Metroに対応した無線モジュールです。UNISONetは「同時送信フラッディング」技術をコアとして安定、省電力、高速、双方向低遅延、ロスレス、時刻同期、多数収容などの特徴を併せ持つマルチホップ可能な独自のLPWAネットワーク技術です。メーカー提供のブレイクアウトボードではいろいろと使い難そうなので、オリジナルのブレイクアウト基板を作成してみました。
回路図
※ 現時点ではメーカー提供の資料が Confidential ですので、非公開とします。
外形寸法図
- B0048
プリント基板板厚 1.6mm、材質 FR-4
- B0049
プリント基板板厚 1.6mm、材質 FR-4
- B0048
- B0049
部品構成
- 自作基板
※ 現時点ではメーカー提供の資料が Confidential ですので、部品表は非公開とします。
特徴・機能
- B0048 (無線モジュール用ブレイクアウトボード)、および B0049 (親機用機能ボード)ともに、手はんだ付けで部品を実装可能
- 無線モジュールの全ての信号端子にアクセス可能 (B0048)
- カードエッジマウントタイプのSMAコネクタを実装可能 (B0048)
- 状態LED、ユーザLED、リセットスイッチ、およびNWスイッチをボード内に搭載することにより、基板単独で子機として動作可能 (B0048)
- JTAG端子を実装可能で、今後のファームウェアのアップグレードが可能 (B0048)*1
- メーカー提供のブレイクアウトボードと同サイズでほぼピン・コンパチブル(CN1 6pinのみ異なるが、J5のジャンパーカットで対応可能) (B0048)
- ホストMCUあるいはUSB-URAT変換モジュールを取付可能な拡張端子を用意 (B0048 CN5)
- 親機としての動作に必要な機能を、無線モジュール用ブレイクアウトボードと同サイズに集積 (B0049)
- RTCバックアップ用コイン電池(CR1220)を実装可能 (B0049)
- 基板固定用のビス穴を4つ用意し設置性を向上 (B0049)
組立方法
- B0048 は最初に無線モジュールをはんだ付けします。端面スルーホールは金メッキされていないので、はんだ付け前に無線モジュール側の端子にもフラックスを塗布したほうが作業しやすいです。
- その他の部品をはんだ付けします。B0049についてはリアルタイムクロックICを最初に実装します。
補足説明
- 子機として使用する場合、無線モジュール用ブレイクアウトボード B0048のみで動作可能です。必要に応じてホストMCUを追加します。
- 親機として動作させるためには、CN1とCN2にピンヘッダーおよびピンソケットを実装しB0049とB0048をスタッキングします。その際には、両基板のCN1とCN2のそれぞれの1ピンを合わせます。